夫の優しさの裏側

夫の優しさの裏側。

朝、6時ぐらいに目が覚めて


「今日は早めに会社にいくね〜」と言われる。

Aki
「どうぞ〜」と言って、寝る。

目が覚めて8時半。

夫が仕事の準備をしている。

Aki
「あれ?仕事行くんじゃなかったっけ?」


「Akiちゃんの寝顔を見ていたらこんな時間になって。」

Aki
「そうなんだー」

そんな今朝の様。

出勤する前は愛情たっぷりのハグとキス。

✳︎

この前、朝に

夫がAkiにすっごく優しく抱きしめて頭を撫でていた。

しばらく時間が経って

Aki
「なんで前はあんな風にしてくれたの?」


「朝起きて、Akiちゃんの身体が冷たくなっていたらと思ったら…。でも温かくて生きていてほっとしたんだ。」

Aki
「へー!」

夫の優しさの裏側には《無常》という概念があるのかなとAkiは勝手に思っていて。

永遠に変わらないものは一つもない。

常に静かに少しずつ変わっていく身体と心。

そして、必ず来る《死》という一つの出来事。

夫の優しさの裏側にある世界をちょっぴり感じた。

起きたら隣に寝ている人が冷たかったらとか
Akiは考えたことはないけど

終わりがあるからこそ、優しくなれる瞬間がきっとあるんだと思った。

人は時に刹那的に生きるからこそ、感じられることがある。